大谷 藤子
大谷藤子は秩父郡両神村(現在の小鹿野町)生まれの小説家です。
高見順らと文芸雑誌『日暦』を作った翌年の昭和9(1934)年、小説『半生』が雑誌『改造』の懸賞小説に当選し、本格的に文学の世界へ足を踏み入れました。
『山村の女達』(昭14)をはじめとする秩父の気候や風景を生かした小説を多く発表しました。
(写真下:山村の女達[初版])
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名前
大谷 藤子(おおたに ふじこ)
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生没年
明治34~昭和52(1901-1977)
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埼玉とのかかわり
初期の作品の中には秩父を舞台としたものが多く、『山村の女達』では秩父の山に生きる女性たちの生活が、秩父の方言を使って生き生きと描かれています。
また、『山村の女達』の文学碑が両神村の藤子生家の前に建てられています。
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主な作品
・半生(昭9)
・須崎屋(昭10)
・山村の女達(昭14)
・釣瓶の音(昭27)
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関連サイト
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